インスタンスストアはEC2の揮発性ブロックストレージです。EBSのようにデータが永続化されない一方で、EBSより高IOPS、高スループット、低レイテンシーのため、高いI/Oパフォーマンスが必要な一時ストレージに最適です。

EC2のブロックストレージには、**Amazon Elastic Block Store(EBS)**以外にも、インスタンスストアという揮発性の個性的なストレージも存在します。

EC2のリリース当初のブロックストレージはインスタンスストア一択でしたが、現在は特定のインスタンスタイプでしか利用できないため、触れる機会が減っているようです。

今回は、この特徴的なブロックストレージ「インスタンスストア」について簡単に紹介します。

インスタンスストアとは

インスタンスストアは揮発性のため、一時ストレージにしか利用できませんが、そのトレードオフとして、高いパフォーマンスを発揮します。

公式ドキュメントから引用します。

インスタンスストアは、インスタンス用のブロックレベルの一時ストレージを提供します。このストレージは、ホストコンピュータに物理的にアタッチされたディスク上にあります。インスタンスストアは、頻繁に変更される情報 (バッファ、キャッシュ、スクラッチデータ、その他の一時コンテンツなど) の一時ストレージに最適です。また、インスタンスのフリート全体でレプリケートされるデータ (負荷分散されたウェブサーバープールなど) にも適しています。

インスタンスストアはすべてのEC2インスタンスタイプに付属するわけでは有りません。

  • 第5・6世代ではC5d, M6gdのように**「d」**がつくインスタンスタイプ
  • I3、F1

など一部のインスタンスタイプでのみ利用できます。

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EC2の揮発性ブロックストレージ「インスタンスストア」を使ってみよう!
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