今週初め、MicrosoftはBridge to Kubernetesをリリースした。Kubernetes環境から依存関係を参照して、マイクロサービスコードをローカルで記述、テスト、デバッグすることの可能な、Visual Studio用のエクステンションである。その目的は、DockerfileやKubernetesマニフェストといった外部アセットのニーズを低減することによる、マイクロサービス開発の簡略化にある。

Bridge to Kubernetes(以前はLocal Process with Kubernetesという名称であった)は、マイクロサービス開発の簡略化を目的として、Visual StudioおよびVS Code用のエクステンションとして提供される、反復型開発ツールである。Microsoftの公式資料によると、

Bridge to Kubernetesによって、Kubernetes上のアプリケーションやサービスとの接続を維持したまま、自身の開発用コンピュータで上でコードを実行し、デバッグすることが可能になります。[…] DockerやKubernetesコンフィギュレーションを作成しなくとも、完全なアプリケーションのコンテキスト内で、自身のサービスを迅速にテストし、開発することができます。

このツールは、ローカルマシンと接続先のKubernetesクラスタ間の通信をリダイレクトすることで動作し、ローカルコードとリモートサービスがあたかも同じKubernetesクラスタ上にあるように通信できるようにする。環境変数やマウントされたボリュームをローカルにレプリケートする手段も提供されるため、これらの依存関係を手作業で再作成する必要はない。

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Microsoft、Bridge to Kubernetesをリリース
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